光コラボの罠@NTT西日本

仕事の関係で少し調べてビックリしたのでメモ

うちの会社にもたまーに電話営業で

フレッツ光をご利用の場合は月額利用料がお安くなるプランをお薦めしたいのですが・・・』

なんて言ってくる輩がいる。
酷い場合はNTT代理店とかいう始末(--;)

ほとんどの場合は光コラボへの転用のご案内なんだけど、事務手続きだけでフレッツ光から光コラボに契約変更が簡単に出来るので、嫌だったらフレッツ光に戻すか他の光コラボに転用すりゃー良いかって安易に思う人が多いんだろうね。調べてみると結構ハマってる人が多い。

まず気をつけないといけないのは、光コラボに転用出来るのは1回。また、光コラボからフレッツ光に転用戻しをする事は不可。

この為、一度光コラボに転用した回線は別の回線業者を使いたい場合は解約するしかない。ひかり電話を使ってる場合は更に悲惨で、アナログ契約した電話番号をひかり電話に切り替えてた場合はアナログ契約に戻す事で同じ番号を使い続ける事が辛うじて出来るのだけど、フレッツ光で採番されている場合はアナログ契約にする事が出来ないので光コラボを解約するともれなく使ってた電話番号も解約する以外ない。
そして、新しい契約で同じ番号を取得出来るとは限らない(--;)

ちなみに、NTTさんの説明によると

フレッツ光からコラボサービス提供会社へ契約を転用する仕組みはあるが、コラボサービス提供会社からフレッツ光に契約を戻す為のシステムが存在しない』って事らしい。
つまり、NTTはコラボ業者に転用の場合はこういう情報をわたすからねって事を伝えているが、受け取った業者がその情報をどのように管理するかはノータッチで、業者によってデータの保存形式が違うので、その全てに対応する事をNTTは考えて無いらしい。
そのうえ、『転用』した回線はフレッツ契約数としてはマイナスにならないし、光コラボが解約されたとしてもNTTとしては痛くないし、フレッツに戻したい場合は再契約で1回線契約が増えるって数字のマジックもあったりするんじゃないかな。


という訳で、フレッツ光を使っていて月額費用が生活や事業を圧迫してないのであれば月に数百円程度安くなるってだけで転用するのは止めた方が良いと思う。

 

よくわかる光コラボレーションモデル: 甘い言葉に騙されないために

よくわかる光コラボレーションモデル: 甘い言葉に騙されないために