僕と名乗る俺から実家に電話があった話 - 京都の片隅でぼんやりしてます

親が途中でオカシイと気づいて警察に連絡をしたので実害は無かったのだけど、実家にオレオレ詐欺の電話があったそうな。

ざっくり内容を聞いたのでまとめてみた。

水曜日　23時頃　

　固定電話が鳴る。夜中なので対外は２～３回鳴れば切れるのだがその時はずっと鳴りっぱなしだった。

　母親が半分寝た状態で電話に出ると「ぼくやだけど・・・」と話しかけられる
　誰かわからなかった母親は俺の名前を言ってしまったらしく、その後は俺の名前を名乗ったっぽい
　声が違うのは「風邪で喉が痛いし、明日病院に行こうと思ってる」と言ってたようだ

さて、オレオレ詐欺なので何とかしてお金を都合して貰う必要があるのだけど、交通事故とか人を怪我させたとかで、その相手と示談するのにお金が必要ってパターンはありがちなんだけど、実家にかかってきたのは・・・

「銀行（大手）に勤めている知り合いからビットコインの裏取引みたいなので儲かると言われて保証人とかになって手伝ってたのだけど、違法な取引で相手から詐欺で訴えられそうになってる。300万円で示談して貰えるんだけど、そんなお金が無い・・・なんとかならないか？」

って内容だったらしい。
まぁ、多少最初は焦ったらしくて内容をはっきり覚えてないそうだけど・・・適当に難しい言葉を並べて慌てさせてるだけだったと思われる

2度目は木曜日の午前中

「お金は用意できた？」と・・・
母親は「母屋の屋根を直したし、軽トラを買ったし、お父さんが車を３台も潰したの知ってるやろ？そんなお金あるわけない」と説明したら

「じゃあ、僕が銀行や消費者ローンで金を借りたらいいんか！そっちで借りて用意してくれないか」

と言い出したらしい

流石にこの時点で母親も「こいつ何言ってんだ？」的な事を思い始めたらしく

「お昼になったらお父さんが帰ってくるから、相談してあげるんでとりあえず実家に帰ってこい」

って言って相手にしなかったらしいが、相手もマニュアルがあるんだろうね？

「とりあえずお金が用意出来たら連絡が欲しいんだけど、弁護士の電話を借りてて守秘義務があって詳しい事は説明できないから」

と謎の説明をはじめたらしい。
弁護士とか守秘義務とか難しい言葉を並べて混乱させようとしてる感じ。冷静になったらミエミエの嘘なんだけどｗ

母親が父親に連絡して「変な電話が掛かってるけど、どうしよう？」と相談した結果、警察に通報してお金を用意したって電話は掛けなかったそうな。

ちなみに、警察には俺の年齢や通ってた小学校～専門学校までを聞かれたそうな
理由は平日俺が実家には居ないって事などある程度状況がわかってないとオレオレ詐欺をしかけても意味がないので、そういう事を知ってるのは地元の奴とか知り合いの可能性があるからだそうな。

今回、最終的には騙されずに終わって笑い話になるのだけど、小さな偶然がいくつか重なって本当だったらどうしようと焦ったそうです。

　１．スマホに変えたばかりで使い方がよくわからなくて俺に連絡がすぐ出来なかった

　２．木曜日の午前中に俺に電話したのにCloudDays 大阪に行ってて着信を無視したので連絡が取れなかった

などなど・・・

とりあえず、実害がなく勉強が出来たので今後は大丈夫だと思うけど、ホント色んな意味で怖い。
実家の両親と離れて暮らされてる人は注意してあげてください！

意外と情報を収集して、もしかしてありえるかも・・・って内容で詐欺ってくる可能性がありますよ！！