読むか悩んだけど・・・

昨年3月に亡くなられた内田康夫先生の小説「孤道」は未完の作品だったけど、続きを一般公募され、和久井清水さんの作品が完結編として発売されたので読んでみた。

内田先生が書く物語との比較は永遠に出来ないけど、多くの制約の中で上手く物語をまとめてあると思った。

個人的に一点だけ『えっ!』と思ったのは浅見が後輩に自分のソアラを貸した事が最後まで引っ掛かった。
「孤道」で乗ってるソアラは2代目で、1代目は「孤道」でも舞台となった熊野古道でおこった事件(熊野古道殺人事件)で内田先生が運転して事故をおこして大破して廃車になっていた。
※ 車なので本当は1台目、2台目って数えるのが正解だと思うけど、あえて代目と書いてますw
そんな事件があったからか、浅見がソアラを別の誰かに自分の意思で貸すって事はその後は無かったと思うのだけど・・・。
なので、「孤道」も内田先生が書いた前半では後輩は会社の車を乗っている。

孤道 (講談社文庫)

孤道 (講談社文庫)

 
孤道 完結編 金色の眠り (講談社文庫)

孤道 完結編 金色の眠り (講談社文庫)

 

最近、世界遺産に登録されるんじゃないか?って話題の「仁徳天皇陵古墳」の事も物語に絡んで出てきており凄いタイムリーでビックリした(^^;)

そんな浅見シリーズだけど、ドラマや映画で実写化される事が多い。
一番最初に観たのは火サスでやってた水谷豊が浅見を演じてるシリーズだったと思う。

全然関係無いけど、「火サス」と言ってわかるのって何歳くらいまでなんだろうなぁ?うちの会社は新人なんて入って来ないので、新入社員がいっぱい入ってくる会社の人が見てたら聞いてみて欲しいわwww

で、話を戻して・・・
水谷豊の浅見は小説を読む前で比較しながら観てなかったから「へぇ~面白いな」って思ってたけど、内田先生にはどうやら不評でストーリーが原作とあまりにも違い過ぎると逆鱗に触れて終了になったらしい^^;
その後、火サスでは浅見をあきらめて「朝比奈周平ミステリー」というのを水谷豊主演で放送している。
浅見の設定を微妙に変えただけなんだけど^^;

その後、多くの俳優さんが浅見を演じているが、まだまだ映像化されていない原作もあるのでイロイロな浅見を見てみたいなって思う。
ただ、内田先生が亡くなってるからと原作を無視するようなのはごめんだけど・・・。